最近、「SEOをしない事が、一番良いSEOだよね〜。」
という空気がネット上に漂っています。
確かに一理あるように感じます。
今年の春頃からの、パンダとかペンギンとか、何とも逆説的な?
可愛い名前のGoogleのアルゴリズムの変更を、まのあたりにすると、
SEOなんて施策しない方がマシだよ。時間の無駄だよな〜。の気持ちになる。
そう感じても無理はありません。
Googleは、最近になって、
HPの「品質ガイドライン」を何回も書き換えています。
作為的な「被リンク(バッククリンク)」についての記述の変更が目立ちます。
今までは、(パンダやペンギンの前)
ページが多く、内容が豊富なサイトでも、SEO施策を全く施してないと、
なかなか検索結果の上位に表示させる事は困難でした。
その一方で、ペラページと呼ばれる、TOP表紙1Pだけのサイトや、
2〜3Pの簡単な構成のサイトでも、沢山の被リンク数が付いていれば、
検索結果の上位に表示される確率が、かなりありました。
だから、HPの管理者の皆さんは、こぞって、
被リンク数の獲得に、労力と費用をかけてきたのです。
もちろん、被リンクって数だけではなく、質も大事なんですが。
SEOの業者達は、より高い「ページランク」を持つサイトからの
有料の被リンク提供に躍起だったし、ポータルサイトの被リンクサービスも
活況を得た人気の商売になっていたのだと思います。
そして、今年になってのグーグルの大幅な、ポリシーの変化、
アルゴリズムの変更が、被リンク獲得の定説を崩し始め、
「SEOをしない事が、一番良いSEOなんじゃないの?」
という空気を生み出したのです。
ただ、私は、少し違うようなイメージを持っています。
以下は、私独自の検証による、超個人的な見解なんですが・・・・
お客様からお預かりしているサイトは別として、
私自身、個人的に、ドメインとしては150位、
ページとしては全1500ページを超えるサイトを持っています。
ほとんどのページを対象に(グーグルの評価の基本は、ページ単位なので)
毎日のようにツールを使って、グーグルの順位を調べています。
最近感じていることは、ペラページ(TOP1ページだけのサイト)といえども、
グーグルは、キチンとその内容を見て、評価しているんだな〜、という事。
もっと言うと・・・
今年の初め頃までは、文章量が多いページ(サイト)の方が、
ペラページよりも、やはり優位だった印象が否めませんでした。
だから、私なんかも、同じ内容を言うのでも、
出来るだけ長い文章を書くように心がけていました。
でも、最近、グーグル・ロボットに対しての信頼というか、明晰性というか、
要するに、ここに来て急に、
グーグル・ロボットの頭って格段に良くなったよね〜、
というイメージを持っています。
書かれている内容に、オリジナル性があるか、
ユーザーに対して有益な内容かどうか。
オリジナル性とか有益性って、何も、他では語られてない、
より専門的な内容に終始せよ、という訳でもありません。
もちろん、お医者さんや、専門家しか持ち得ない知識で書かれた文章は、
それなりに評価されるのですが、
たった10行の文章でも、そこに書き手の想いが込められていて、
人々の心を掴むような文章であれば、検索結果の上位に上がります。
難しい漢字や言葉を使え、というのでもありません。
他にも同じ事を言っている先駆するサイトがあったとしても、
あなた自身の感情で書いた文章であれば、それなりの評価を受けます。
グーグルが無料で提供する「ウェブ・マスターツール」を
使っていると感じるのですが、
色々なサイトや本からの知識を総合的に勉強して、リライトして構築した、
多ページを有するサイトのページが、なかなかインデックスされない、
という現象がママあります。
実際の検索結果には、ちゃんとインデックスされるのですが、
ウェブ・マスターツール上では、「未選択」の範囲に入るという意味です。
それに比べ、たった5行、10行しかない文章のページであっても、
そこに、あなた自身の意見や見解があると、
インデックスが直ぐに行われたりします。
何回も言いますが、他に同じ見解のサイトがあったとしても、
あなた自身が本当に「私はこう思った」という確証? もしかして愛?
があれば、グーグルのロボットは、
ちゃんとそれを理解、評価してくれるのです。
これって、人間が人間を理解し、対話の中でしか感じとれない部分です。
また、オリジナルのコンテンツという意味は、何も文章だけではないようです。
HPに使う画像においても、
あなたの主張を持たせて加工された画像を使う方が、
検索結果の上位に来るようなイメージを持っています。
いよいよ、グーグルは画像も読んで、それを、人間だけが持つ、
エモーショナルな感覚として理解出来るようになって来たんだな〜、と
感心してしまいます。
たぶん近い将来には、全面、画像だけのサイトでも、
その内容を理解して、評価するようになるのではないでしょうか。
グーグルの目指すサイトへの評価基準は、
もはや「量」ではなく、「質」だという気がします。
そして、その「質」とは、単なる知識を羅列した長文でもなく、
画像も含めた、人間そのものに対する興味・共感の領域ではないでしょうか。
PS.
冒頭の「SEOをしない事が、一番良いSEOだよね〜。」的な空気ですが・・・
私の所有する沢山のペラページ。
その中には、作為的(要するに私のヤラセ)なツールを使って
被リンクを集めたページも沢山あります。
その中でも、全部が全部ではないにせよ、
全く、ペンギンやパンダの影響を受けてなく、
上位キープのページもあれば、
一回、圏外の彼方に飛ばされつつも、3カ月ほど放置すると
再び10位以内にカンバックしているページもあります。
カンバックするページに何となく言える事は、
やはり、数行でも、自分の信念やら本音が書かれたページなのです。
後は、丹念に画像を作ったページとかです。
あえて言ってしまうと、書き手の愛や優しさがなく、
人真似だけで終わるサイトというのが、一番タチが悪いような気がします。
余談ですが、このSEO対策のDVD教材いいですよ。
ペンギン・パンダ以降のSEO思考が、いい感じでまとまっています。
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(2013/03/23記)
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