まずは発音なんですが・・・・
日本語では「ピン」でいいと思います。
最後の「g」も意識して、「ピング」と発音する人もいますが。
(Hong Kong 〜 香港と同じ感じでいいと)
これ、潜水艦や駆逐艦フェチの人には、昔からおなじみの言葉です。
よくパッシブソナーで、
探信音を放って敵の位置を確かめるシーンってあるじゃないですか。
魚雷を放つ直前に、敵艦の位置を確かめる為に「ピンを一回だけ打て!」なんて
艦長が命令したりする、アレが語源だと思ってます。要するに探信音の事です。
余談ですが・・・・
昔、かわぐちかいじ先生の「沈黙の艦隊」にハマりました。何回読んだかな笑
海江田四郎、カッコよすぎたしな〜。大義がカッコいい。
▼インターネットと「Ping」の関係
ネット上で「Pingを打ってみれば?」な〜んて言われる事があります。
これって環境やその状況によって、意味が少し違ってきます。
※サーバー管理者の場合
サーバーを管理する仕事についている技術者の場合、
「Pingを打つ」って、気になるサーバーが、
現在、キチンと稼働しているかどうか?
または、その対象となるサーバーとのネット回線の状況はどうなのか?
こんな情報を得るための一つのツールとして使います。
自分で管理しているサーバーに、30分おきにPingを打って、
エコーとしての信号が返ってくるかどうかで、
サーバーの健在性を確認したりします。
信号が返ってこなかったら「もしやサーバーダウン?」みたいな。
インターネットという万人共有の回線状況では、
自分がPingを打ったパソコンから、目的のサーバーまでの間には、
普通、10〜30のゲートウェイ(経由所みたいなもの)が存在します。
各ゲートウェイ間における信号伝播の様子を把握したりもします。
Pingを何10万回も連続的に打つ攻撃的なNG行為もあったりしますが。
(やったことないけど・・・)
つうか、ゲートウェイ間における信号伝播を時系列で観察する方法としては、
「Traceroute」の方がいいかもしれませんね。
(WindowsOSでは、tracert)
「Pingを打つ」ソフトは、無料、有料沢山出ています。
また、WindowsのOSには、最初から「Pingを打つ」機能が内包されています。
左下の「スタート」から「すべてのプログラム」、「アクセサリ」の中の
「コマンド プロンプト」を開き、試しに、
「ping 124.40.5.86」と打ち込んで、改行してみてください。
あなたのパソコンから、
私の持っている他のサーバーへ「Pingを打つ」事が可能です。
(124.40.5.86 は、私が管理しているテストサイトの固有IP)
デフォルトだと、Pingが4回打たれて、返ってくるまでの時間と、
その平均値を見ることができます。
ちなみに、TTLっうのは「生存時間(Time To Live)」の略で、
あなたのパソコンから放たれたPingという信号に、
万が一、受け取り手がいない場合、
永遠とネットの大海を徘徊する迷子になる可能性があります。
迷子が増殖すると、世界中のネット回線の中は、
虚しい住所不定の信号ばかりになってしまいますので、それを防止します。
TTL値が50だとすると
「もしも、宛先に引き取り手がいなかったらさ、ゲートウエイを50個通過したら
申し訳ないけど、あなた(Ping信号)は、自分自身を消去してね。」
という悲哀の意味です。
「Traceroute」は、Windowsだと、「コマンド プロンプト」から、
「tracert 124.40.5.86」と打ち込む事で可能です。
Tracerouteは、あなたのパソコンから私のサーバーまでの、信号伝播の、
どこを通って、どこでどの位の時間がかかって、が一目瞭然で確認できます。
(これは結構面白いので、色々とやってみてください)
※HPやブログ制作者の場合
アメブロやFC2等の大手のブログには、
自動的に「Pingを打つ」機能が付いています。
ネット上には、Ping信号を自動受信して、あなたのHPやブログの情報を
受け取ってくれる友好的なサイトが沢山あります。
これらのサイトは、あなたのブログやHPの情報を速報的に掲載してくれます。
ブログを更新した際に、これらのPingサイトに向けて、
自動的に「Pingを打つ」ことで、ネット上の第三者に、
あなたのページの更新状況を知らせることが出来るのです。
もちろん、刻々と変化するPingサイトの掲示内容を、
つぶさに凝視している人はまずいないと思います。(いたりして)
でも、グーグルやBINGのロボット・クローラーは、Pingサイトを監視していて
私達が放ったPing情報を元に、私達のサイトを巡回してくれたりします。
要するに、新規でサイトやブログを立ち上げた時、
既にあるページを更新した時など、「Pingを打つ」ことで、
いち早く、グーグルの検索結果に反映される可能性が大なのです
何回Pingを打っても、全然グーグル検索結果にインデックスされないケースも
稀にあったりしますが・・・涙
以上が、「Ping」の実体なんですが、
「Ping」や「Traceroute」って、
オモチャにして遊ぶと、案外に面白かったりします。
ヨーロッパの小国にあるサーバーに向かって「Ping」を打つと、
返ってくるのに1時間以上とか、かかる場合があったりで
(でもちゃんと返ってきたりする)
地球上を這う、その信号伝播を想像するだけで、オタク遊びが可能です。
また、アメリカの東海岸にあるサーバーに向けて「Traceroute」すると、
自分のパソコンから出た信号が、日本の主脈回線に入り、
太平洋の深海?をくぐり、西海岸のゲートウェイを経由して、
アメリカ大陸に上陸し、東海岸に向かう、従順過ぎるだろうパケット信号の、
長い足取りをつぶさに追う事ができたりしますので。
まあ、彼ら電子達は、文句一つ言わず、
世界中の伝導体の中を日夜、激走している訳で。
しかも毎秒、地球7周り半の超高速でです。
それを想うとインターネットって凄い発明だな〜と、チラリと感じたり。
PS.
HPやブログ製作者にとっての「Pingを打つ」定番ツールはコレかな。
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